TENT-VL-SERIES

ライトウエイト・アルパインテント

VL26

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VLシリーズは「ライト&ファースト」を目指す岳人のため「軽量・コンパクト」に主眼を置きながらも、 雪山も含めオールシーズン使用可能なテント。(雪山で使用する場合はオプションの外張をご使用ください)
VL-Series(超軽量山岳テント)
VL-16(1人用超軽量山岳テント)
VL-26(2人用超軽量山岳テント)
VL-26T(2人用ロングサイズ超軽量山岳テント)
VL-36(3人用超軽量山岳テント)
2人用
テントに関するトラブルについて

2人用超軽量山岳テント
VL-26 ¥47,000(税抜)

素 材 フライシート/20Dポリエステルリップ(ポリウレタン防水加工)
インナーテント/10Dナイロンリップ(通気撥水加工)
グランドシート/30Dポリエステルリップ(ポリウレタン防水加工)
ポール/DAC-7001S
サイズ 間口205×奥行120×高さ100cm
収納サイズ 本体25×ø15cm、ポール/37×ø5.4cm
重 量 約1,360g(総重量1,550g)
付属品 アルミペグ(12本)、張り綱4本/テクノーラ(アラミド)、
本体袋、フライシート袋、ポール袋
原産国 日本

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VLシリーズのコンセプト

オールシーズンテントのミニマム仕様
登山者にとって背中の荷物は軽いに越したことはありません。特にテント山行は生活道具一式を背負って歩かなければならないのでなおさらです。しかし当然ですが我々登山者の事情に合せて自然は手加減などしてくれません。であればどこかで折り合いをつけて オールシーズン使用可能なギリギリのラインまで軽量化したテントを・・・という考えで企画しているのがVLシリーズです。
現在のVLシリーズは1988年に発売したVLシリーズから7代目のテントです。基本コンセプトの変更はありませんが、様々な改良を重ねています。その改良の最大の目的は「強度を保ちつつ軽量化する!!」ということです。過去のテント修理履歴を見返し、弱点を知り、そこを補強しつつ軽量化をする・・・その繰り返しを20年間続け てまいりました。強度を上げようとすれば丈夫な素材を選択したくなりますがそれでは目的と反対の方向に進んでしまします。年々新しく開発される素材を吟味し、弱点は多少重たくなってでも補強し、逆に必要以上に強度のある場所は軽量化してトータルでテント自体の重量を軽くする。その繰り返しで、発売当初と比べ現在のVLシリーズは約300g(2人用)の軽量化に成功しています。
例えば昨年モデルチェンジした7代目VLシリーズは前シリーズで修理が多かったグランド部と倒立スリーブの強度を上げて、逆にほとんど修理実績がなかった本体生地を軽量化することで、トータル的には6代目VLシリーズより約100g(2人用)の軽量化に成功しています。このように本当に少しずつですがVLシリーズはオールシーズン仕様という枠の中でギリギリの軽さを追求し続けているのです。

VLシリーズの特徴

風に強い
通常、吊り下げ式テントはスリーブ式テントと比べて強風に対して弱いと言われています。なぜなら、吊り下げ式テントはフックで本体を支えているため、面で支えるスリーブ式と比べてストレスがフック部に集中することが理由です。VLシリーズはこの弱点をなくすため、フックとフックの間を吊り橋状のメッシュパネルでつなぐことにより、ストレスがフック部のみにかかることがないような仕様になっています。これはVLシリーズがオールシーズン使用可能な強度を持つための重要な特徴です。
雨に強い
VLシリーズは優れた防水性を得るためにフライシートとテントグランド部にナイロンと比べ水分吸水率の低いポリエステルを使用しています。水分吸水率が低いということは、ナイロンと比べて速乾性に優れ、濡れた時も重くなりにくいということです。また、吊り下げ式の利点は本体とフライシートの隙間が広いため、本体とフライシートが接触しにくく、それはつまり、呼び水による漏水がしにくいということになります。テント内の漏水は多くの場合、本体とフライシートが触れ合うことによって水分が呼び水効果でテント内に漏水することが多いのです。また素材的な特徴として濡れてしまったときにポリエステルはナイロンと比べて生地が伸びにくいのでそ のことも、本体とフライが接触しにくくするために一役買っているといえます。
生地も生産も安心のMade in Japan
VLシリーズは、国産の生地を国内の工場で生産しています。長年にわたり生産していただいている熟練の職人さんに生産から検品まで一貫してお願いすることで丁寧な縫製と質の良い製品の供給を心掛けています。またテントにはアフターケアが付きもの・・・というと誤解を招くかもしれませんが、実際、大自然の猛威にさらされるテン トは他の登山装備と比べて山行中に破損する可能性の高い製品です。その点、国内に生産の拠点を持つVLシリーズは、ポールの破損、生地の破れ等様々なトラブルもアフターケアが短時間に適正の価格で行うことが可能です。

VLシリーズモデルチェンジの経緯

  • 軽量コンパクトでオールシーズン仕様のVLシリーズを2017年よりフルモデルチェンジいたしました。
    コンセプトは、「強度を維持しつつ軽量化する!!」です。この発想の「気づき」は、年間300件近いテント修理(過去45年間に生産したテントの年間修理依頼件数が平均300件くらいあります。)の中でVLシリーズのテントの修理を抜き出して分析することから始まりました。いわゆるVLシリーズの弱点探しです。
  • 修理台帳を見直すと、一番頻度の高い修理はポール修理です。多くの場合は自然現象がポールの強度より勝って折れたり曲がったりしたものです。
    しかし使用上の不注意による破損(主に差し込み不足による縦割れ)も目立ちます。ただ、ポールに関しては現在使用しているポール以上の強度を求めると、当然重量も重くなり、現状、ポールの中では最も信頼のおけるDAC社最新のNSLポールを使用していますのでここは現状維持とします。
  • そして二番目に修理頻度が高いのがテントグランド部分および倒立スリーブの穴・破れです。これも軽量テントならではの特徴で、軽量を優先するために30デニール生地を使用しているため、ちょっとした不注意でも穴が開く可能性があり、最近は販売の際に別売りのグランドシートの併用が定着しつつあります。(2017年のモデルチェンジで、テントグランド部分と倒立スリーブの素材を、30Dポリエステルタフタからより引裂強度に優れた30Dポリエステルリップに変更しています。)
  • そして三番目がフライシートの破れ修理です。これも軽量化を優先し20デニール生地を使用しているのですが、その中でも「ミニリップストップ」という強度のある糸で格子状に補強をした生地を使用しています。ただそれでも限界があり多くの場合、自然現象の激しさがフライシートの強度に勝って起こるものでした。しかし、不思議なことにテント本体パネルはフライシート同様に20デニール生地を使用しているにもかかわらず、修理頻度は非常に少なく、たまに受ける修理も「使用上の不注意により、コンロを倒してしまった。」というものがあるだけで、自然現象に屈した本体パネル修理というのは全く見当たらないことに気づきました。そこで改めて、本体パネル生地の強度を調べてみると(L-1096D法)、現在のVLシリーズはフライシートや本体グランド部と比べ、本体インナー生地の引き裂き強度が倍以上の数値であるこ とがわかりました。(防水のため、生地にポリウレタンコーティング加工をすると、糸の伸びがコーティング加工に邪魔され悪くなり、その結果、引き裂き強度が落ちてしまうのでは?と推察。)
  • さて、「VLシリーズの軽量化!!」といっても、現在展開しているVLシリーズよりもテント全体の強度(相対的強度)が落ちてしまうようなモデルチェンジを考えるつもりは全くありません。この「相対的強度アップ」ということに注目して「必要以上に強度がある部分を軽量化して、逆に今まで修理が多かった弱い部分の強度アップを図る。」つまり今までのVLシリーズよりも生地強度においてバランスが良いテントに仕上げたのが2017年モデルチェンジした7代目のVLシリーズなのです。

VLシリーズモデルチェンジの改良点

本体パネルを20デニールから10デニールに変更
  • 本体パネルを20デニールから10デニールに変更
  • 本体パネルの強度は従来のVLシリーズの本体パネルよりも落ちてしまいますが、もともと強度がフライシートの倍以上あり、破け・穴などの修理が全くなかったことから、本体パネルの強度が多少落ちてもフライシート以上の強度があれば、テント全体としての限界強度は従来のVLシリーズと大差がないと考えました。なぜなら、本体パネルにいくら丈夫な生地を使用し ても、本体パネルが破損する以前にフライシートが破損してしまうということがいえるのですから。そしてこの生地変更によって2人用で約100gの軽量化を実施。
本体パネルの生地をポリエステルからナイロンに変更
  • 本体パネルの生地をポリエステルからナイロンに変更
  • 今回の軽量化に伴い、本体パネルの生地は、従来使用していたポリエステルから軽量生地においてはより選択肢が多く、強度に勝るナイロン素材に変更。弊社がテント素材をポリエステルにこだわっている理由は、①濡れた時の水分吸収率の低さ(生地に水分を含みにくいので速乾性に優れ、水分を含んだ時にナイロンより軽い。)ということと、②紫外線の経年劣化においてナイロンよりポリエステルが優れている、という特性からです。しかしながら、本体パネルはフライシートをかけて使用するので、これらの事例にほとんど該当しないため、今回様々な視点から考慮した結果、上記の変更を実施。
本体グランド部・倒立スリーブを30デニールタフタから30デニールリップストップに変更
  • 本体グランド部・倒立スリーブを30デニールタフタから
    30デニールリップストップに変更
  • 今回、本体グランド部・倒立スリーブに使用する生地は、従来使用していた生地と同じ30デニールポリエステルですが、素材をタフタからリップストップに変更することで、引き裂き強度(L-1096D法)が、従来のVLシリーズと比べ数値的には3倍近い強度になります。今まで以上に穴あき・破れは少なくなることでしょう。さらに、重量もわずかですが、新しく使用する生 地の方が軽いのです。ちなみに、今まで弊社がテントグランド部にリップストップ生地を使用しなかった理由は、リップストップの凹凸の凸部分のコーティングに負荷がかかり剥離しやすいと考えていたからです。今回使用したリップストップ生地はミニリップと呼ばれる生地で非常に細かいリップストップ生地で従来の生地と比べると凹凸もほとんどない生地です。そのことにより、リップストップ生地のデメリットはほとんど感じられなくなりましたので、上記の変更を実施。
入口の仕様を変更
  • 入口の仕様を変更
  • ユーザー様からの軽量化に対する要望は非常に強いものがあります。それに対して、今までのVLシリーズは贅沢な入口の仕様を採っています。つまり、入口の大きさそのままメッシュ仕様にすることが可能なのです。確かに通気性も良く、特に暑い時のテント生活では有利だといえます。しかし、メッシュ生地の要尺・長いファスナーなどで軽量化には限界があります。そこでNEW VLシリーズの仕様は思い切った軽量化重視の発想で、メッシュパネルの大きさを入口の大きさの約半分にすることで、メッシュ生地要尺を減らし、その分ファスナーの長さが短くなることで、オールシーズン仕様のダブルウォールテントの限界に近い軽量化を進めていきます。これは本体パネルを20デニールから10デニールに変更したため、生地自体の通気量が増えたことによってこのような仕様を実施。
フライシートのカラーを変更
  • フライシートのカラーを変更
  • カラーを涼しげで軽量感のあるサックスブルーに変更。
フライシートとポールを接続するヒモを扱いやすいベルクロに変更
  • フライシートとポールを接続するヒモを扱いやすいベルクロに変更
  • ネットの評判などを見ると「今までの仕様が陳腐だ。」という書き込みが複数あり、より洗練されたデザインを…ということで変更。
新たに2人用のロングサイズ(VL-26T)を企画
  • 新たに2人用のロングサイズ(VL-26T)を企画
  • 2人用のニーズが高く、ここ最近身長の高いテント愛用者も増え、通常の2人用では窮屈、という意見も多く聞かれるようになったため、通常の2人用よりも20cm長い(225cm×120cm×100cm)サイズのテントを新しく企画。

商品説明

センターハブ
センターハブ
 
テントの構造体としての剛性を高めるために、ポールの交差部をハブで半固定しました。部品はDAC社の「swivelH9783」を採用。
DAC NSL 7001Sポール
DAC NSL 7001S
ポール
上部に太く剛性のあるポール、下部にしなやかな細いポールを使用することでヘッドクリアランスに優れたテントを実現。太さの違うポールはVL16・VL26Tには使用していません。
スクリューフック
スクリューフック
 
テント本体とポールを接続する部品は、対抗する二本のフックを回転することで固定。
倒立スリーブ
倒立スリーブ
 
テント本体四隅は、スリーブによりポールと接続。剛性を高めながら、使用中に破損しにくい構造。
テント内部
テント内部
 
シーム処理しにくい四角部分も特殊な方法でシーム処理。また、小物入れも装備。
コンパクト収納
コンパクト収納
 
挿入口の広い収納袋は、撤収したテントを収納するのも楽です。フライシートも専用収納袋付。

コラム

VLシリーズはオールシーズン使用可能なテントとして「ギリギリの軽さへの挑戦!」をコンセプトにしたテントです。「軽量=デリケート」ということをご理解いただいた上で、VLシリーズをご使用の際は、別売のグランドシートを併用していただくことを強くお勧めいたします。 別売のグランドシートは、その時々の山行の形態に応じて、持参するかどうかを所有者が判断できる、というメリットがあります。持参すればテントのダメージ防止に繋がりますがその分、重くなります。持参しなければ究極の軽量化ができますがその分、扱いに気を付けないとテントに対するダメージが心配です。その判断を山行形態によって、所有者がご自分で考えてくだすことができる、ということが、別売グランドシートを併用できる最大のメリットだと思います。

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