• オープン時
  • クローズ時
  • テント背面
  • センターハブ
  • スクリューフック
  • 倒立スリーブ
  • テント内部シーム処理
  • 蓄光自在
  • ベンチレーション
  • テント内部ベンチレーション
  • 前室スペース
  • 上部ベンチレーション
  • 下部ベンチレーション
  • 高通気エントラント
  • コンパクト収納
  • サイズ

プロモンテロゴ

VB-Series Single Wall Alpine Tent
  • 2人用前室付
  • 3シーズン対応
  • 超軽量シングルウォールアルパインテント
  • 品番:VB-22Z 3S
  • 価格:70,400円(税抜価格64,000円)
  • ※予備ポール1節入
  • 超軽量
  • 高透湿
  • 高通気
  • コンパクト
  • 簡単設営
VB-Series Line Up:
VB-12Z/1人用前室付
VB-22Z/2人用前室付

防水・透湿にプラス通気性を備えた理想的なシングルウォールテント。
雨が強い時はベンチレーション部に張り綱を張ってください。
前室下部のペグ止めをしてください。

※画像はVB-12Z 3Sを掲載。VB-12Z 3Sと同様の形になります。

  • カラー
  • オリーブ
  • 素材
  • 前室部/20Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)
    テント本体/(表地)20Dナイロンリップストップ、(裏地)7Dナイロントリコット、
    (ラミネート)高通気エントラント3レイヤー
    本体グランド部/30Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)
    ポール/ジュラルミン(DAC/NFLø9.3m)
  • サイズ
  • 間口205×奥行120×高さ105cm
  • 収納サイズ
  • 本体32×18.5cm、ポール/40×9.5cm
  • 重量
  • 約1,230g(本体+ポール)
    約1,370g(総重量)
  • 付属品
  • アルミペグ(9本)、張り綱4本/イザナス(ダイニーマ)、
    本体収納袋、ポール収納袋
  • 原産国
  • 日本

テントに関するトラブルについて

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VB-22Z 生産背景

シングルウォールテントにおける快適性の追求
2019年発売のVBシリーズは主にテント山行上級者に「①設営の簡単さ、②超軽量、③通気性のある生地による居住性のアップ」で支持を受けてきました。それとともに発売後2年で様々なご意見を頂きました。その中で一番多かった意見が「前室付き」の要望でした。
前室を設けることで雨天時に入口を開けた際、ダイレクトな雨の吹込みを防ぎ、テント内で不要な装備を外に置くことができ、限られたスペースが有効に使用できます。前室部分にはVLシリーズで実績のある20Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)を使用し、入口パネルもVLと同仕様にすることで極力重量を抑えて企画しました。
その結果2人用で本体重量(本体+ポール)で約1220gとなり、VB-21との差がわずか80gで前室を付属することができました。従来VBシリーズは設営や撤収が素早く軽量であることから実力ギリギリまで歩きたいという方にオススメしておりましたが、プラス快適性も追求したいという方には前室付きモデルをオススメします。
VB-22Zが従来のVBシリーズと異なる点が2点あります。一つは雨天の可能性が高い無雪期の山での使用には前室付きの方がより快適に過ごせるということ。もう一つは外張とフライシートは併用できないとをご認識ください。最小限の重量増加で無雪期からマイルドな雪山まで使用できるというメリットに賛同頂ける方にオススメします。

VBシリーズのコンセプト

超軽量・コンパクト・素早い設営と撤収それにテントとしての充分な強度と居住性の実現
2019年、PUROMONTEのシングルウォールテント「VBシリーズ」が発売されました。大きな特徴は、今までのシングルウォールテントでは解決できなかった、快適性と軽量化の両立です。2レイヤーで企画すると充分軽いが結露が激しい、一方、3レイヤーで企画すると重量が重たくなり、軽量生地を使用したダブルウォールテントに対するアドバンテージが保てない。このジレンマで今までのシングルウォールテントは中途半端な位置づけとなり、ユーザーチョイスから外れていたことは否めませんでした。このジレンマをVBシリーズは下記の方法で解決し、軽量性・コンパクト性・居住性・簡便性に優れたテントをご提案しました。
1. 設営、撤収が簡単、完全自立
フライシート不要の2本ポールの吊り下げ式テント。ポールを4隅のスリーブにセットすれば完全自立しますので素早い設営と撤収が可能。
2. テント生活における不快な結露が大幅に軽減
ツエルトや簡易シェルターの結露にはうんざりだが、テントは大げさすぎるし重い、そんな思いを改善することを目標に東レ(株)と新素材を共同開発。キーになるのはプラス通気性のあるメンブレン! テントにおいては換気の問題もあり生地自体の通気性は重要です。防水・高透湿に加え、この通気性が快適な居住性を生み出します。さらに、裏地には湿気をコントロールするトリコットを使用した3レイヤーを採用。この生地専用の7Dトリコットを開発。これにより、g/inch(目付)で25g以上の軽量化に成功!!さらに生地自体の通気性と裏地のトリコットの湿気コントロールのダブル効果で結露を抑え、快適な居住空間を実現した軽量なシングルウォールテントを開発しました。
3. 強度と居住性を犠牲にしない軽量化
VBシリーズは、グランド生地はVLシリーズテント同様の30Dポリエステルリップストップ、本体パネルは20Dナイロンに防水・透湿・通気性を備えたメンブレン、そして7Dトリコットをラミネートした3レイヤー生地を使用しています。例えばグランドの生地をツエルトや簡易シェルターのような極薄の素材にしたり、入口の防虫メッシュを割愛すればさらなる軽量化は可能です。しかし、これがテントとツエルトの分岐点です。この製品はあくまでもテントの強度と居住性にこだわりました。さらに、より快適空間がお望みならVL・VSシリーズと共通のフライシート(別売)や冬用外張を併用した使用も可能です。つまりその気になれば使い手の考えひとつで、シングルウォールテントにもダブルウォールテントにも形を変えることができます。(VB-12Z・VB-22Zは、前室が付いているのでフライシートや外張を併用することはできません。)
4. 例えばこんな人にお奨めです
優雅なテント生活よりも実力ギリギリまで歩きたい(攀りたい)人。「泊まる」ということに余計な手間はかけたくない人。
そうはいっても、翌日のために最低限快適に過ごせる空間が欲しい人。
5. 例えばダブルウォールテントとの重量比較
VBシリーズの重量は、VSシリーズのフライシートを抜いた重量とほぼ同じくらいです。つまり、仮にダブルウォール仕様ということでオプションのVLシリーズのフライシートを持参してもなお、VSシリーズテントと比べ軽量性に優れています。
6. 冬山での万が一の雨にも安心
外張オプションを使用した時の季節外れの雨は山行の大敵です。VBシリーズはテント本体に防水性が備わっているので万が一の冬山での雨でも快適に使用できます。 (※VB-12Z/VB-22Zは外張が使用できませんのでご注意ください。)
7. VBシリーズに使用した新素材!! その実力は?
VBシリーズに使用した素材は東レ(株)が新たに開発した高通気仕様のエントラントに弊社独自の3レイヤー加工をして結露を最大限に抑える工夫をした生地です。生地のデータは下記の通りです。
耐水圧:4500mm
透湿性:25000g/m2・24hr(B-1法)
通気性:高耐水圧タイプのエントラントの約60倍・高透湿タイプのエントラントの約10倍の通期性を確保。
(ガーレ法(100ccの空気が生地を通過する時間を測定)による検査結果)
※ 注意
ダブルウォールテントには標準装備されていることが多い天井ループですが、VBシリーズにおいてはシングルウォールの特性上、ループの強度と耐水性が保証値に不安があるため付属しておりません。なお、取付方法と強度の説明をしたうえで、ご納得をいただければ、有償修理という方法でループを付けることは可能ですので、ご希望の場合はHCSお客様相談室までお問い合わせをお願いいたします。

VBシリーズの特徴

センターハブ
センターハブ
テントの構造体としての剛性を高めるために、ポールの交差部をハブで半固定しました。部品はDAC社の「swivelH9783」を採用。
スクリューフック
スクリューフック
テント本体とポールを接続する部品は、対抗する2本のフックを回転することで固定。
倒立スリーブ
倒立スリーブ
テント本体四隅は、スリーブによりポールと接続。剛性を高めながら、使用中に破損しにくい構造。
テント内部シーム処理
テント内部シーム処理
シーム処理しにくい四角部分も特殊な方法でシーム処理。
蓄光自在
蓄光自在
光をあてると右画像のようにひかり、暗い中で他テントと見分ける目安になります。
ベンチレーション
ベンチレーション
外部との通気のためにベンチレーションを装備。雨風の強い日などに調整できるように絞りもつけています。
テント内部ベンチレーション
テント内部ベンチレーション
内部にも絞りを入れ調整可能。
前室スペース
前室スペース
60cmの広めのスペースにザックやシューズを置け、バーナーを使用しての調理もできます。
高通気エントラント
高通気エントラント
生地表面の凹凸により水分を吸収拡散し結露を軽減します。
コンパクト収納
コンパクト収納
挿入口の広い収納袋は、撤収したテントを収納するのも楽です。

コラム

快適重視とミニマム重視
テント山行の楽しみ方にもいろいろあります。より快適なテント生活を望む人もいれば、少しでも軽快に歩くためにできる限りの軽量化を図り、「あれば便利だが無くても知恵と知識で何とかなる」ところを削って、ミニマム仕様に徹する人もいます。それは山の楽しみ方の違いであり、その人自身が山を楽しんでいれば、どちらも正しい在り方といえると思います。さて、VBシリーズテントですが、こちらは後者の考え方に沿うように企画された、まさにミニマム仕様のテントです。強風の心配がなければ、張綱も不要、ポールを本体にセットするだけで完全自立し、すぐにテントの中に入れ、撤収も慣れれば2〜3分で済んでしまいます。歩き疲れたところでサッと設営して泊り、しっかり眠って元気が出たらサッと撤収して出発!!テント設営指定地のある整備された登山道ではいろいろと制約もありますが、登山道のない山や冬山、さらにヒマラヤ・アンデス等の海外遠征ではこういう「スピード=安全」という山行形態が多くとられています。この発想の究極はツエルト・野宿などになりますが、VBシリーズテントは、それらとは一線を引いてテントとしての快適性をギリギリのところで守っています。「安心できる耐水性」「結露を最低限に抑える通気性」「アブ地獄・ブヨ地獄から身を守る、入口・ベンチレーションの虫除けメッシュ」などが主なところです。さらに、VBシリーズテントは別売りオプションとして、VL・VSシリーズのグランドシートやフライシート、冬用外張等も使用できるので、その気になれば快適仕様のテントに早変わりさせるという裏技も持ち合わせているのです。「使用者の知恵と知識を十分発揮してミニマム仕様で思う存分登山を楽しみたい!!」VBシリーズはまさにそんな人にお奨めしたいテントです。さて、あなたは「快適重視派?ミニマム仕様派?」どちらですか?
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